35.エナジードリンクの過剰摂取による健康被害

気になった記事を紹介いたします。

エナジードリンクの過剰摂取による健康被害

流行っているエナジードリンク。
睡眠不足、働きすぎな日本人にとっても欠かせない存在となりつつあるような気がします。

眠い中の作業は困りますよね。
そこでエナジードリンクを摂取すると、なんとなく眠気が飛ぶような感覚になり飲んでしまう。
働く。興奮状態が続き、眠れなくなる。翌日仕事に行くと眠い。

そんな悪循環に苛まされている方もいらっしゃるようです。

日本でよく目にするエナジードリンクと言えばこちらの商品ではないでしょうか？

RED BULL　レッドブル

タイが発祥
日本のリポビタンDからインスパイアされた商品で、現在では171か国で販売されている
その後、オーストリア人により改良され世界各国への販売へとなった
カフェイン含有量は1本当り60mg

次にこちらの商品もよく目にしますね。

MONSTER ENERGY　モンスターエナジー

アメリカ発祥
日本では薬機法の関係でアメリカの商品と若干成分が異なる
カフェイン量は100ml当り約70mg(1本あたり245mg！？)

ちなみに1日当りのカフェイン摂取推奨量は、300mgだそうです。
それ以上は摂り過ぎと言うことですね。

コーヒー1杯には約80mgのカフェインが含まれている
紅茶はコーヒーの約半分
コーラはコーヒーの約１/6
程度のカフェインが含まれているそうです。

※コーヒーや紅茶は抽出方法や豆や葉によって異なりますのでご注意下さい。

コーヒーの場合は1日4杯飲むと飲み過ぎとなります！

では、実際にどんな健康被害が出ているのでしょうか？

下記記事内容抜粋

■どんな健康被害が起きているの？

エナジードリンクを多量に摂取すると、主な含有成分であるカフェインによって健康を害することがあります。カフェインを過剰摂取した場合の症状としては、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、血圧上昇、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等があげられます。エナジードリンクが関連する国内外の症例46件。
46件中35名が男性で、年代は10代から40代の若年層から働き盛りの世代が多く、特に20代男性の症例が多く報告されています。国別ではアメリカが14件と最も多く、イタリア (6件) 、トルコ (4件) の順で続き、日本での症例は1件でした。多くの症例では、エナジードリンク中のカフェインの過剰摂取が原因と考えられており、カフェインの有害事象として知られている心臓障害 (洞性頻脈、心筋梗塞など) 、消化器障害 (嘔吐など) 、代謝障害 (低カリウム血症など) が症状の多くを占めていました。また、死亡例が4件あり、死亡した患者はいずれも20代で、カフェインの過剰摂取によるものでした。このうち1件は2016年に報告された日本の男性の症例で、眠気覚ましを目的とした日常的なエナジードリンクの摂取に加え、エナジードリンクとカフェイン錠剤を併用したことによるカフェイン中毒を生じた事例でした。このように、エナジードリンクと医薬品を併用した事例は10件、アルコールを同時に摂取した症例は4件報告されていました。カフェインの許容量は個人差が非常に大きいため、どれくらいが過剰か？は、ご自身の体調の変化を見て管理する必要があります。

やはり働き盛りの方々の健康被害が多いようです。
働き過ぎは良くないですね。

アルコールとカフェインの同時摂取による健康被害もあるそうです。

下記記事内容抜粋

アルコールとカフェインの同時摂取による健康被害

また、米国疾病予防管理センター (CDC) は、アルコールとカフェインを同時摂取すると、カフェインがアルコールによる鎮静効果を抑制してしまい、結果的にアルコールの過剰摂取につながるおそれがあると指摘しています。また、62報の研究についてレビューした報告によると、エナジードリンクとアルコールの併用は、アルコールによる興奮や覚醒状態、倦怠感抑制作用を上昇させ、更なる飲酒の欲求を強くすることが示されています。米国では、2011年に救急外来に訪れたエナジードリンク関連の症例の42%が、エナジードリンクと、アルコールまたは薬物の併用によるものだったと報告しています。エナジードリンクとアルコールを混ぜて飲む、体調のすぐれないときにお薬と併用するなど、健康被害につながる可能性を高くするような飲み方は絶対に避けましょう。

これを書いてふと思い出したのですが、5年前位？「レッドブルウォッカ」というお酒がすごく飲みやすくてマイブームだったのですが、飲むたびについついたくさん飲んでしまい次の日しっかり二日酔いになっていた気がします。(笑)
無知は恐ろしいですね。

補足
エナジードリンクは様々な添加物が含まれますので、その点においても健康とはかけ離れた食品と思われます。
しっかり休んで、体力の回復に努めて頂きたいです！

エナジードリンクの過剰摂取による健康被害